パラグアイの国旗は、赤・白・青の横三色で、表と裏で中央の紋章が異なるという珍しい特徴があります。表側は白帯の中央に国家紋章(月桂樹とヤシの枝で囲まれた金色の「五月の星」と国名の輪飾り)、裏側は国璽(フリギア帽を載せた槍と、それを守るライオンの図、上部に「PAZ Y JUSTICIA=平和と正義」)を配します。赤・白・青の配色はフランス革命の理念に着想を得たものとされ、独立と自由を象徴します。旗の比率は11:20です。現在の基本意匠は1842年の議会決議で確立し、2013年7月15日の大統領令(第11400号)で紋章図の造形や使用細則が標準化されました。表裏で図柄が異なる国旗は、主権国家ではパラグアイだけとされています。
パラグアイ国旗は表と裏でデザインが異なる


パラグアイは国章(表)と国璽(裏)という2つの国家標章を、ともに国家の象徴として重んじてきたため、旗もその両方を一枚で示す仕立てになりました。1842年の議会決議で「表は国家紋章(五月の星を月桂とヤシで囲む輪飾り)」「裏は国璽(フリギア帽を守るライオンと標語“PAZ Y JUSTICIA”)」と正式に定められ、対外的主権の象徴(表)と、国内の法と正義・統治の権威(裏)という二つの理念を同時に可視化しています。これは独立直後から、公文書や貨幣で国章と国璽を使い分けてきた慣行を旗にも反映したものです。のちに2013年の大統領令で両図案の造形が標準化され、現在の形に統一されています。
カラー仕様
| 色名 | RGB | CMYK | カラーコード | Pantone |
|---|---|---|---|---|
| 赤(旗地・近似) | 213,43,30 | 0,80,86,16 | #D52B1E | 186C(参考) |
| 青(旗地・近似) | 0,56,168 | 100,66,0,34 | #0038A8 | 286C(参考) |
| 白 | 255,255,255 | 0,0,0,0 | #FFFFFF | — |
| 黄(国章・公的) | 255,241,0 | 0,0,100,0 | #FFF100 | Yellow C |
| 緑(国章・公的) | 0,166,81 | 100,0,100,0 | #00A651 | 355C |
| 茶(国章・公的) | 136,83,33 | 40,65,100,0 | #885321 | 478C |
| オーカー(国章・公的) | 178,163,84 | 35,30,100,0 | #B2A354 | 4505C |
| 黒(国章・公的) | 0,0,0 | 0,0,0,100 | #000000 | Black C |
| 赤(国章の赤・公的) | 237,28,36 | 0,100,100,0 | #ED1C24 | 485C |
※近似値です
国旗の歴史的背景と成り立ち
- 2013年7月15日:紋章デザインと使用細則を標準化
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大統領令11400号で、1842年の趣旨に沿う形で国家紋章・国璽の造形、色(Pantone/CMYK/RGB)や使用要領が明確化されました。これにより表裏の図柄や書体等の揺れが整理されました。
- 1992年:新憲法で国旗・紋章の継続を確認
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新憲法は1842年決議の象徴内容を引き継ぐことを明示し、具体のデザイン規格は法令で定める枠組みにしました。
- 1842年11月25日:現在の基本意匠を議会が決議
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赤・白・青の三色旗に表裏の異なる紋章を組み合わせる方式が「臨時主権国会」の決議で確立しました。パラグアイの独立理念と共和主義を示す色・図像が定着します。
- 1812年:三色旗の原型を採用
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独立直後の試行を経て、赤・白・青の横三色が使われ始めました。のちに1842年決議で表裏に紋章を置く現行方式へ発展します。
国情報
| 正式名称 | パラグアイ共和国 |
|---|---|
| 首都 | アスンシオン |
| 最大都市 | アスンシオン |
| 公用語 | スペイン語、グアラニー語 |
| 面積 | 406,752km² |
| 人口 | 6,929,153人(2024年) |
| PPP換算GDP(一人あたり) | 18,524USD(2024年、世界銀行) |
| 独立・建国 | 1811年5月14日(スペインから独立) |
| ccTLD | .py |
| 国際電話番号 | +595 |

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