クロアチアの国旗は、上から赤・白・青の横三色旗で、中央に伝統的な「シェスナキ(šahovnica/チェス盤)」と呼ばれる赤白の市松模様の紋章が描かれています。この三色は汎スラヴ色であり、クロアチアの民族的・歴史的アイデンティティを象徴しています。
中央の紋章は25マス(赤と白が交互)で構成され、その上には5つの歴史的な地域を象徴する小盾(冠状の5つの紋章)が並びます。これらは、左から順に以下を表しています。
- 古代クロアチア王国(星と三日月)
- ドゥブロヴニク共和国(青に赤の帯)
- ダルマチア(3頭の金色のヒョウ)
- イストリア(角のある金のヤギ)
- スラヴォニア(銀の野とイノシシ)
この国旗は、クロアチアの統一と多様な地域の結びつきを象徴するデザインとなっています。
目次
国旗の歴史的背景と成り立ち
1990年12月21日:現在の国旗が正式採択される
ユーゴスラビア社会主義連邦共和国からの独立準備の一環として、クロアチア共和国議会は現在の三色旗+紋章の国旗を採択した。この紋章は、19世紀以降使用されてきた赤白のチェス盤模様に、歴史的地域を象徴する5つの小盾を追加したものであり、国家のアイデンティティを包括的に表現している。
1947年:ユーゴスラビア社会主義共和国クロアチアの旗が制定される
赤・白・青の横三色旗に赤い五芒星(社会主義の象徴)を中央に加えたデザインが使用された。この旗は、ユーゴスラビア連邦の一部としてのクロアチアの地位を示していた。
19世紀半ば:クロアチア王国で赤・白・青の三色旗が登場
オーストリア=ハンガリー帝国下のクロアチア王国において、民族運動の象徴として三色旗が広く使用されるようになった。特に1848年の革命期以降、赤・白・青の配色がクロアチア人の民族的シンボルとして定着していく。
中世:市松模様の紋章(シェスナキ)の起源
クロアチアのチェス盤状の紋章は、13世紀ごろまで遡る歴史があり、早くから王家や貴族によって使用されていた。これは後に国家の象徴として定着し、現在の国章の中心要素となっている。
国情報
| 正式名称 | クロアチア共和国 |
|---|---|
| 首都 | ザグレブ |
| 最大都市 | ザグレブ |
| 公用語 | クロアチア語 |
| 面積 | 56,542平方km |
| 人口 | 410万5000人 |
| GDP(一人あたり) | 1万8451ドル |
| 独立 | 1991年6月25日 |
| ccTLD | .hr |
| 国際電話番号 | 385 |

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