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アメリカ領サモアの国旗

アメリカ領サモアの国旗

アメリカ領サモアの国旗は、1960年4月27日に制定されました。この日は、アメリカ領サモアが自治政府と憲法を持つ特別地域として新たに歩み始めた日であり、その象徴として独自の国旗が採用されたのです。

旗のデザインは、右端から左方向に突き出す白い三角形が特徴で、上下は青、三角形の縁は赤で縁取られています。この赤・白・青の3色は、アメリカ合衆国の国旗に使われている色と同じであり、アメリカとの強い結びつきを表しています。

中央には、アメリカの象徴であるハクトウワシが描かれており、その爪にはサモアの伝統的な道具である「棍棒(トファイテ)」と「杖(フエ)」が握られています。これらの道具は、サモア社会において権威と知恵を象徴するものであり、酋長制度をはじめとしたサモア固有の文化を尊重していることを意味しています。

この旗の特徴は、アメリカという大国の保護のもとにありながら、サモア独自の文化や伝統をしっかりと誇示している点にあります。ハクトウワシがサモアの道具を持っているというユニークな構図は、まさに両者の関係性を象徴していると言えるでしょう。

アメリカ領サモアはアメリカの「未編入領土(unincorporated territory)」であり、住民はアメリカ国民(U.S. nationals)ですが市民権は持っていません。それでも、彼らはサモア人としての誇りとアメリカとの関係性の両方をこの国旗によって表現しているのです。

目次

成り立ちの歴史

自治政府と憲法の制定(1960年)

1960年4月17日、アメリカ領サモアにおいて初の自治憲法が制定され、4月27日に施行。同日、自治を象徴する存在として、現在の国旗が正式に制定されました。旗のデザインは、地元の芸術家とアメリカの行政官による協議を経て、アメリカの象徴とサモアの伝統を融合する形に決定しました。

旗がなかった時代とアメリカ国旗の使用

その後、長らくアメリカ領サモアには独自の旗は存在せず、アメリカ合衆国の星条旗のみが使用されていました。サモアの人々の伝統や文化を表す旗の必要性が次第に高まっていきます。

サモア諸島の分割とアメリカ支配の開始(19世紀末〜1900年)

サモア諸島は19世紀末、アメリカ・ドイツ・イギリスの三国が影響力を競っていた地域でした。1899年の「三国間協定」により、サモア諸島は分割され、東部のトゥトゥイラ島などがアメリカの領土となります(現在のアメリカ領サモア)。1900年、アメリカは正式にこの地域を未編入領土(unincorporated territory)として統治開始しました。

国情報

正式名称アメリカ領サモア
首都パゴパゴ
公用語英語、サモア語
面積197.1キロ平方メートル(212位)
人口45,443人
GDP(一人あたり)11,200ドル
独立
ccTLD.as
国際電話番号1-684

国の場所

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