エジプトの国旗は、赤・白・黒の三色横旗で、中央の白帯には金色の「サラディンの鷲(Eagle of Saladin)」が描かれています。
この三色は「汎アラブ色」と呼ばれ、アラブ諸国の独立運動や団結を象徴する色です。
- 赤:独立運動と革命の象徴、過去の闘争
- 白:無血革命を表す(1952年のエジプト革命を指す)
- 黒:植民地支配や専制政治の終焉
- サラディンの鷲:12世紀のアイユーブ朝の英雄サラディンに由来し、アラブの団結と力を象徴。鷲の下にはアラビア語で「アラブ共和国エジプト」と書かれたリボンが配される。
目次
国旗の歴史的背景と成り立ち
- 1908年:現在の国旗デザインを正式採用
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国章のデザインが確定し、旗全体の比率や色調も標準化された。国章内の聖書にはヨハネ8章32節が明記され、十字架とともに信仰の象徴性が強調された。
- 1863年:独立回復戦争時の旗として再掲揚
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1861年にスペインの支配下に戻った後、独立回復戦争(1863〜1865)が勃発。この戦いの中で、現在の国旗デザインが再び抵抗と独立の象徴として掲げられた。
- 1844年2月27日:独立とともに最初の国旗を制定
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ハイチからの独立を果たした日に、白い十字で4分割された青と赤の旗が初めて掲げられた。このデザインは独立運動組織「ラ・トリニタリア(La Trinitaria)」の旗に由来し、白十字は信仰、青と赤は当時のハイチ国旗の色を受け継ぎつつ新たな意味を与えた。当初の国章は現在よりも簡略化されていた。
汎アラブ色(赤・白・黒)を使う主な国




- イエメン:赤・白・黒の三色横旗(エジプトやシリアに似たシンプルな構成)
- イラク:赤・白・黒の三色横旗の白帯に緑色で「Allahu Akbar(アッラーは偉大なり)」の文字
- スーダン:赤・白・黒の三色横旗に緑の三角形(旗竿側)
- エジプト:赤・白・黒の三色横旗の中央に金色のサラディンの鷲
エジプト国旗の赤・白・黒(と場合によって緑)を基調にした「汎アラブ色」を使っている国旗は複数あり、これらは20世紀のアラブ民族主義や独立運動の影響を受けたことから、互いにデザインが似ています。
国情報
| 正式名称 | エジプト・アラブ共和国 |
|---|---|
| 首都 | カイロ |
| 最大都市 | カイロ |
| 公用語 | アラビア語 |
| 面積 | 1,010,408km² |
| 人口 | 116,538,257人 |
| GDP(一人あたり) | 3,600ドル |
| 独立 | 1971年9月2日 |
| ccTLD | .eg |
| 国際電話番号 | 20 |

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