セルビアの国旗は、上から赤・青・白の同じ幅の横三色に、旗竿側へ少し寄せて小さい国章(双頭の白い鷲と十字の紋)を重ねた構成です。縦横比は2:3で、三色はパン・スラヴの配色として広く知られています。国章付きのものが「国家旗」、紋章のない単純な三色が「国民旗」として併用されます。国章の位置は、旗の長さの7分の1だけ旗竿側に寄せ、上下は中央にそろえると法令で定められています。色の意味は法令上は特に規定されていませんが、伝統的な解釈として、赤は勇気や犠牲、青は自由、白は清廉さを象徴すると説明されることがあります。
現在の旗は、2004年に現行様式が採用され、2009年の法律と2010年の政令で図面・仕様が標準化されました。標準化では、国章(大・小)の原図と旗の原図、国歌の楽譜が定められ、以後の作成基準の基礎になっています。
目次
カラー仕様
| 色名 | RGB | CMYK | カラーコード | Pantone |
|---|---|---|---|---|
| 白 | 255,255,255 | 0,0,0,0 | #FFFFFF | — |
| 青(近似) | 0,57,166 | 100,66,0,35 | #0039A6 | 286C(参考) |
| 赤(近似) | 213,43,30 | 0,80,86,16 | #D52B1E | 485C(参考) |
※近似値です
国旗の歴史的背景と成り立ち
- 2023年:象徴法の改正(条文整理)
-
旗・国章・国歌の外観と使用を定める2009年法が改正告示(10/2023)。実体の基本設計は維持され、運用条項が整備されました。
- 2010年11月11日:原図(アーキタイプ)を政令で標準化
-
政府が「大・小の国章の原図、旗の原図、国歌楽譜」を定める政令(官報85/2010)を公布。以後の作図はこの標準図に準拠します。
- 2009年5月15日:旗・国章・国歌の外観と使用に関する法律を制定
-
国家旗(国章付き)と国民旗(三色のみ)の区別、比率2:3、国章位置(旗長の1/7だけ旗竿側に寄せる)などの要件が体系化されました。
- 2004年:現行様式の採用(のちに2010年に標準化)
-
三色に国章を重ねる現在のデザインが導入され、後年の政令で設計が確定しました。
- 1835年:憲法で国色を記述、のちに赤・青・白の横三色へ
-
「スレテンイェ憲法」で国の色が記述され、同年の勅許等を経て赤・青・白の横三色が定着していきます。近代セルビアの国旗史の出発点と位置づけられます。
国情報
| 正式名称 | セルビア共和国 |
|---|---|
| 首都 | ベオグラード |
| 最大都市 | ベオグラード |
| 公用語 | セルビア語(公用の文字はキリル文字) |
| 面積 | 88,360km² |
| 人口 | 6,587,202人(2024年) |
| PPP換算GDP(一人あたり) | 31,867USD(2024年、世界銀行) |
| 独立・建国 | 2006年6月5日(現行国家の発足)。歴史的独立承認は1878年(ベルリン条約)。 |
| ccTLD | .rs |
| 国際電話番号 | +381 |

コメント