青地に、赤い十字(イングランドの聖ジョージ十字)と、白い斜め十字(スコットランドの聖アンドリュー十字)、赤い斜め十字(アイルランドの聖パトリック十字)を重ねた旗です。比率は陸上でよく使われる3:5と、海上旗で標準の1:2が並立しており、いずれも公的に用いられます。
斜めの白帯は左右で太さが異なり、旗ざお側の上に太い白、下に細い白が来る向きが正しい上下です。具体の作図は、高さ30・長さ50の単位格子に合わせ、斜め帯の合計幅を6(白3・赤2・白1)、縦横の赤十字の幅を6、赤十字の白ふちを2とする要領が推奨されています。
名称は「ユニオン・フラッグ」と「ユニオン・ジャック」の両方が公式に許容され、国旗としての地位は1908年および1933年の議会答弁で明確化されました。
日本では「イギリス」と呼ばれますが、語源は16世紀以降に日本へ来たポルトガル語の ingles/inglez(英語でいう “English/England” に相当)です。そこから転じた呼び名が定着し、のちに連合王国(United Kingdom)全体の通称として使われるようになりました。漢字表記の「英吉利(えいぎりす)」は当て字で、幕末〜明治に広まり、その頭文字「英」に「国」を付けた略式の「英国」も併用されるようになりました。
カラー仕様(近似値)
| 色名 | RGB | CMYK | カラーコード | Pantone |
|---|---|---|---|---|
| 青 | 1, 33, 105 | 100, 85, 5, 22 | #012169 | 280 C |
| 赤 | 200, 16, 46 | 2, 100, 85, 6 | #C8102E | 186 C |
| 白 | 255, 255, 255 | 0, 0, 0, 0 | #FFFFFF | — |
国旗の歴史的背景と成り立ち
- 2008年2月5日:国旗仕様の成文化を目指す議員立法が提出(未成立)
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ユニオン・フラッグを国旗として明文化し、3:5の陸上比率や図示を法文に載せる案が第一読会に付されました。
- 1933年6月27日:内務大臣が「ユニオン・フラッグは国旗」と下院で答弁
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私人も陸上で掲揚できると明言し、慣行としての国旗の地位を再確認しました。
- 1908年7月14日:政府が上院で「ユニオン・ジャックは国旗」と答弁
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全臣民が陸上で掲揚できるとの趣旨を示し、一般使用の根拠が整理されました。
- 1801年1月1日:現在の意匠に改定
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アイルランド連合法の施行に合わせ、赤い斜め十字(聖パトリック十字)を加えて現行デザインになりました。
- 1707年5月1日:合同法施行でグレートブリテン王国が成立
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1606年の旗を継承して統一王国の旗として用いられました。
- 1606年4月12日:最初のユニオン・フラッグを制定
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イングランドとスコットランドの旗を重ねた最初の統合旗が国王命令で導入されました。
国情報
| 正式名称 | グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 |
|---|---|
| 首都 | ロンドン |
| 最大都市 | ロンドン |
| 公用語 | 英語(ウェールズ語・スコットランド・ゲール語・アイルランド語は地域で併用) |
| 面積 | 243,610km² |
| 人口 | 69,226,000人(2024年、世界銀行) |
| PPP換算GDP(一人あたり) | 63,660USD(2025年、IMF推計) |
| 独立・建国 | 1707年5月1日 |
| ccTLD | .uk |
| 国際電話番号 | +44 |

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