北朝鮮の国旗は、中央に幅広い赤い帯、その上下に細い白帯と青い帯を配した横長のデザインです。赤い帯の左側(旗竿側)には白い円の中に赤い五芒星が描かれています。赤は反日精神や独立への闘志、国民の揺るぎない団結を象徴するとされ、白は民族の純潔や統一文化を示し、青は独立、平和、友情、国際協調の意思を表していると解釈されています。
このデザインは朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の建国前から1948年にかけて選定され、1948年9月8日に初めて公式に採用されました。
目次
カラー仕様
| 色名 | RGB | CMYK | カラーコード |
|---|---|---|---|
| 青 | 2,79,162 | 99,51,0,36 | #024FA2 |
| 白 | 255,255,255 | 0,0,0,0 | #FFFFFF |
| 赤 | 237,28,39 | 0,88,84,7 | #ED1C27 |
※近似値です
国旗の歴史的背景と成り立ち
- 1992年10月22日:国旗法による正式規定
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「朝鮮民主主義人民共和国国旗法」が制定され、国旗の色彩や比率、使用方法が法的に明文化されました。これにより、従来使用されていたデザインが正式な規格として確定しました。
- 1948年9月8日:公式採用
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北朝鮮の最初の憲法制定に伴い、この国旗が正式に国旗として採用されました。
- 1948年2〜7月:デザイン選定の過程
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暫定憲法制定の段階でデザイン案が提示され、白い円の追加や星の位置など細部が調整されました。7月にはタエグッキ旗からの切り替え式が行われたものの、正式な採用は9月となりました。
- それ以前:朝鮮半島の伝統旗など
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朝鮮王朝時代は太極旗(中央に陰陽図、四方に卦)を掲げていましたが、1948年以前は日本支配やソ連占領下などの時期がありました。
国情報
| 正式名称 | 朝鮮民主主義人民共和国 |
|---|---|
| 首都 | 平壌 |
| 最大都市 | 平壌 |
| 公用語 | 朝鮮語 |
| 面積 | 約120,540km² |
| 人口 | 約25,900,000人(2024年推定) |
| GDP(一人あたり) | 約1500 USD(2023年推定) |
| 建国 | 1948年9月9日(樹立) |
| ccTLD | .kp |
| 国際電話番号 | +850 |

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