ニカラグアの国旗は、青・白・青の横三色の中央に国章を置いたデザインです。青は太平洋とカリブ海、そして正義と忠誠を、白は純潔と誠実を表します。国章は正三角形の中に5つの火山と両大洋、虹、自由の象徴であるフリギア帽を描き、外周に「REPUBLICA DE NICARAGUA – AMERICA CENTRAL」と記します。三角形は平等、5つの火山は旧中米連邦の5か国の連帯を示します。現行意匠は1908年の制定に端を発し、1971年の法律で比率3:5や青を「コバルトブルー」とする趣旨が明文化され、公式仕様として確立しました。
この配色は、かつて加盟していた中央アメリカ連邦共和国(1823–1841年)の旗を継承したもので、エルサルバドルやホンジュラスと歴史的な系譜を共有します。
カラーコード
| 色名 | RGB | CMYK | カラーコード | Pantone |
|---|---|---|---|---|
| 青(地) | 0,103,198 | 100,48,0,22 | #0067C6 | 300C(参考) |
| 白 | 255,255,255 | 0,0,0,0 | #FFFFFF | — |
| 黄(金・光) | 255,210,0 | 0,15,100,0 | #FFD200 | 109C(参考) |
| 緑(火山) | 0,158,73 | 100,0,54,38 | #009E49 | 355C(参考) |
| 赤(帽子) | 206,17,38 | 0,92,82,19 | #CE1126 | 186C(参考) |
| 水色(海・空) | 111,216,243 | 55,4,0,5 | #6FD8F3 | 292C(参考) |
国旗の歴史的背景と成り立ち
- 1971年8月27日:国旗の法的制定
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「国家の象徴に関する法律」により、1908年から使われてきた青・白・青の横三色旗に国章を中央に配置したデザインが、正式に国旗として法制化された。この際、色調や寸法、国章の細部仕様も明文化された。
- 1908年9月4日:現行デザインの採用
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中央アメリカ連邦時代の旗を基に、国章を中央に加えた旗が採用された。国章には5つの火山や虹、フリジア帽が描かれ、旧連邦5カ国の結束と自由を象徴する。このデザインは以後100年以上にわたり使用され続けている。
- 1823年8月21日:中央アメリカ連邦旗を採用
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スペインから独立後、ニカラグアは他の中米諸国とともに中央アメリカ連邦を結成。青・白・青の三色横旗を掲げ、青は太平洋とカリブ海、白は平和を意味した。
- 1821年9月15日:スペインから独立
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独立直後は統一的な国旗は存在せず、各州や地域ごとに異なる旗を用いていた。
エルサルバドル・ニカラグア・ホンジュラスの国旗が似ているのは元々同じ国だから



エルサルバドル、ニカラグア・ホンジュラスの国旗がよく似ているのは、かつて「中央アメリカ連邦」という同じ国家に属していた歴史があるためです。
1821年にスペインから独立した中米地域は、グアテマラ・ホンジュラス・ニカラグア・コスタリカ・エルサルバドルの5カ国がまとまり、1823年に「中央アメリカ連邦共和国(正式名:中米合衆国)」を結成しました。この連邦の国旗は、青・白・青の三色横旗で、中央に連邦の国章が入ったデザインでした。青は太平洋とカリブ海、白は平和と団結を意味していました。
その後、1838年から1841年にかけて連邦は解体し、各国が独立していきましたが、多くの国が連邦時代の配色と基本デザインをそのまま自国旗として継承しました。エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアの旗は、いずれもこの連邦旗を基礎としており、配色や横三色という構成がほぼ共通しています。
違いは主に中央の国章やエンブレムで、エルサルバドルは国名入りの円形ロゴ、ホンジュラスは5つの青星、ニカラグアは三角形の国章という具合に、それぞれが自国の象徴を加えて区別しています。つまり、この類似性は偶然ではなく、共通の独立と国家連合の経験を示す歴史的な名残です。
国情報
| 正式名称 | ニカラグア共和国 |
|---|---|
| 首都 | マナグア |
| 最大都市 | マナグア |
| 公用語 | スペイン語 |
| 面積 | 130,370km² |
| 人口 | 6,916,140人(2024年World Bank) |
| PPP換算GDP(一人あたり) | 9,110USD(2025年IMF推計) |
| 独立・建国 | 1821年9月15日(中米独立)/1838年(連邦離脱で主権確立) |
| ccTLD | .ni |
| 国際電話番号 | +505 |

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